こんにちは
支配からの解放者
0→100輸入転売コンサルの伊藤です
今回は、欧米の歴史で最も有名な長寿者である
ルイジ・コルナロが残した健康法を探ってみました。
コルナロは15世紀に生きた貴族ですが
当時の知名度としてはダヴィンチやミケランジェロ以上です。
そんなコルナロもご多分に漏れず
30歳くらいまでは贅沢な貴族の暮らしとしていました。
それはそれは好き勝手に
毎昼毎晩、暴飲暴食をする日々です。
そんなめちゃくちゃな生活をしていたものですから
30代にはあらゆる生活習慣病になり
40歳になるころには生死の境をさまようほどでした。
そんな彼がどのようにして
102歳まで健康に生きることができたのか?
コルナロはその方法を自身の著
「無病法」に残しています。
この「無病法」によると
健康で長生きする秘訣は「極少食」にあると説いています。
「極少食」というのは
書いて字のごとくきわめて少なく食べるということです。
どれくらい少なく食べるのかと言うと
1日に食べるのが350gの食事と400gの飲み物だけだそうです。
これは、お茶碗1杯のご飯とお茶を1杯程度
これを1日に2回といった量になります。
まさに極少食ですね。
ちょっと引くくらい少ないのですが
これを死ぬまで続けていたのだそうです。
あるときには、
あまりに少なすぎると不憫に思った身内が
もう少し食べるようにとあまりにもしつこいので
コルナロはしぶしぶ食べる量を
少し他だけ増やしたことがありましたが
コルナロはわずか数週間で体調を崩してしまったそうです。
(もとの極少食に戻したらすぐに治りました。)
日本でも、江戸時代の儒学である貝原 益軒は
自身の著書「養生訓」で
「養生のときに食べるのは、養生を知らないやつ」
といっていますし
「五体いずこなりとも患いあれば食を断つべし」
by 釈迦
「病のときの食は病を養う」
by ヒポクラテス
といった少食を勧める言葉は沢山あります。
最近でもプチ断食などの健康法がブームになってきています。
2009年に米ウィスコンシン大学から発表された
アカゲザルによるカロリー制限の実験も有名ですね。
一方のサルには十分な食事を与え
もう一方のサルには30%のカロリー制限した結果
食べたいだけエサを食べてきたサルの疾患リスクは2.9倍になり
死亡リスクは3倍にも上昇していたそうです。
見た目でも前者のサルは毛も抜けてしまい年老いて見えますが
後者のサルは若々しく活発な様子でした。
日本の平均寿命が長い職業の第一位が僧侶(宗教家)であることからも
粗食と長寿の関係性が読み取れますね。
もしあなたも
なんだか体調が優れないなあなんてときには
極少食を心がけてみてはいかがでしょうか?
心身ともにリフレッシュできると思いますよ。
間違っても疲れたときは甘いもの
なんて幻想に惑わされないでくださいね。
砂糖(特に精製された白砂糖)は
最強レベルの毒なのですから。