前回の記事では
紀州のドンファンこと野崎幸助さんが
いかにして金持ちになったのかをお話しました。
コンドームの訪問販売から財を成した
という内容でしたね。
もし
野崎さんがコンドームの訪問販売を続けていたら
どうなったと思いますか？
おそらく美女を4,000人も抱けていないし
そもそもここまでお金持ちにはならなかったでしょう。
ではどうして彼は
ここまでお金持ちになれたのでしょうか？
それは
彼の人生から学ぶ事がでます。
野崎さんは若い頃
地元のくず鉄を拾う仕事から始まりました。
太平洋戦争での爆弾の破片や工場のゴミを回収する仕事です。
ところがこの仕事でもらえる報酬は
自分が食べていくだけやっとです。
これではいつまでたってもいい女を抱けるはずがない
もっとお金を稼がなくては！
※ 野崎さんがお金を稼ぐ目的はあくまでも美女を抱く事オンリー
というわけで次に目をつけたのが
当時はまだ薬局の隅で息を潜めていたコンドームでした。
そのコンドームも
初めはまったく売れませんでした。
なぜこうも売れないのかを
くず鉄屋の元締めのグッチ先輩にたずねると
いまのように
気性の荒い漁師の家ではなくて農家の家に訪問に行け
というアドバイスをもらいます。
この作戦が功を奏し
紆余曲折を経て野崎さんは
コンドーム販売で
当時のサラリーマンの3倍の給料を稼ぐほどになりました。
ところが
そのコンドーム販売だけでは
まだまだ美女を抱く（野崎さんの目的）には足りませんでした。
そこでまた
地元のグッチ先輩にそのことを相談すると
今度は金貸しの金主になる
という方法を教えてもらいました。
これはグッチ先輩も実際に稼いでいたことなので
ポイントを教えてもらえたのですぐにうまくいきました。
同じ頃にはこれまた
グッチ先輩の助言で株式の運用にも手を出します。
その後
グッチ先輩とはとても仲良くなります。
ある日、居酒屋で飲んでときに
今度は自分自身で金貸しをやってみたらどうだ？
という誘いを受けます。
さすがにこの誘いには少し抵抗がありました。
当時の金貸のイメージは最悪でしたので。
ところがこの頃
野崎さんの本業であるコンドーム販売の業績も低迷していました。
いままで
法律（権力者）で守られていた薬屋の業態が変化し
街には薬屋がたくさん出現してきたのです。
こうなると価格競争が始まり
コンドームの価格も下落していったのでした。
そこで野崎さんは
金貸しに着手することを決心します。
ところが
この金貸しの仕事も初めはうまくいきましたが
武富士など大手の参入などで
野崎さんの業績はまたまた低迷してしまうのです。
そこで今度は
三重県にいる旧知の熊野さんという方の事務所を訪ねます。
熊野さんとは
寿司屋で美女との約束をすっぽかされたときに
たまたまカウンターの隣で
知り合ったという議員さんです。
その熊野さんに次の一手をたずねたところ
東京への進出を勧められます。
また、東京で金貸しをする際のポイントも
細かくレクチャーしてもらいました。
するとこれも大成功。
熊野さんの
役人や一流企業の役員を専門で金貸しをしたらいいという
指南が大当たりしたのです。
その後も
笑い有り涙ありピンチありといった壮絶な人生をおくり
のちに紀州のドンファンなどと呼ばれ
美女4,000人に30億円を貢ぐほど稼ぐようになります。
いかがでしたか？
野崎さんの人生からは
じつに多くの教訓を学ぶ事ができませんか？
もしあなたも
彼の人生から学んだた事があれば
僕にメッセージをくれませんか？
大切な教訓がいくつも隠されていますので
P.S
そんな紀州のドンファンも
最後は悼まれない死に方をしましたね。
ここからも学ぶ事はあります。
野崎さんの死を
心よりお悔やみ申し上げます。
