昨夜、小2の娘にお小遣いを請求されました。
いくらほしいの?と尋ねたところ
意外な条件を提示されました。
意外な条件とは?
いい子だったら1,000円
ダメだったら10円
ふつうだったら100円
ひとまずスタートでしたので
ふつうの100円を渡しましたが
わが子ながら「松竹梅の理論」
を使ってきたのでちょっと驚きました。
松竹梅の理論とは?
ちなみに「松竹梅の理論」とは
高い、普通、安いの三段階を提示することで
普通を選ばせるというものです。
人間は平均を好むという
心理学を応用したテクニックです。
なかなかやるとは思いますが
そこはまだ子供。
もっと僕から沢山のお小遣いを引き出す方法は
いくらでもあったはずです。
社会的証明という武器
例えば社会的証明という武器を使えば
「○○ちゃんちは1,000円だから私にも1,000円頂戴」
という交渉もあったはずです。
この武器は日本人は特に効果的ですね。
まあこれについては伝家の宝刀
「よそはよそウチはウチ」で斬り返せます。
コントラストというテクニック
もう少し効果的な交渉手段であれば
コントラストというテクニックがあります。
まずは
「パパ来月からお小遣い5,000円頂戴!」
と吹っかけます。
僕は
「5,000円は多すぎ!」と反論しますね。
そこですかさず
「じゃあ3,000円でいいよ。」
といった場合
3,000円ならいいかな?
みたいな気持ちになります。
これは古典的な値引き戦法ですが
直接交渉の場においてはなかなか効果的です。
返報性の法則
さらにここで返報性の法則
をからめてみるとどうでしょうか?
返報性法則とは
何かもらったら返さなくてはいけない
という心理状況を利用した法則です。
スーパーで試食を食べちゃったら
これは買わないと悪いなみたいな状況です。
これを娘の交渉にあてはめると
まず事前に僕の喜ぶモノをプレゼントしておきます。
「パパいつもありがとう」的な
お手紙なんかでいいでしょう。
それをもらってしまった僕は
交渉の際かなり不利な立場におかれます。
おそらく3,000円くらいまでは
承諾してしまったかもしれません。
そのくらい僕にとってそのお手紙は
強力なアイテムだったりします。
交渉のテクニック
ほかにもこういった交渉のテクニックは
「影響力の武器」という本にわかりやすく記されています。
もし娘が成長してこの本を手に入れた場合
僕にとっては大きな脅威になることでしょう。
あなたも交渉ごとをうまく進めるために
「影響力の武器」を手に入れておくといいですよ。
ビジネスでの交渉はもちろんですが
恋愛の駆け引きなどの人間関係の構築にもめちゃくちゃ効果を発揮します。
知ってるか知らないかは
生きるか死ぬかくらい重要なことですからね。