ヤフオク!で取り引きをしていると
たまに悪質な落札者に当たる事があります。
今日はその時にどう対応したら良いのかを
実際の事例を交えてお話しておきますね。
まず、
「お客様は神様です」
なんて言葉があるように
買い手というのは
売り手よりも偉いという風習があります。
これは正しい事ではないのですが
多くの方がそう思われているのはたしかです。
これに乗じて
理不尽なクレームをつけてくる輩がいることもたしかです。
僕は以前
こんなクレイマーに遭遇してしまいました。
そのときは
アンティークコインの出品をしていたのですが
商品説明の重さだけを間違えたまま落札されました。
数日後
その落札者から
「重さが違うから表示してある重さのコインに交換してほしい」
というメッセージが届きました。
落札されたコインは5万円なのですが
その重さのコインは30万円くらいになります。
ですので僕は
重さの表示を間違えた事を謝罪し
返品・全額返金を提案しました。
通常であればこれで終わる話なのですが
この落札者は違いました。
それでは納得できないから
すぐに30万のコインを送れといってきたのです。
僕はそのコインを持っていませんし
もし仕入れたとしても30万円はするので大赤字です。
そこで
写真もタイトルも重さ以外の説明は
全て5万円のコインのものである事
30万円のコインは持っていない事を説明しました
ところが
この落札者はまったく聞く耳をもたず
「30万円のコインを送れ」の一辺倒です。
僕もそれはできないということを丁寧に説明して
連絡が無いまま一週間ほどがたちました。
すると今度は
大阪の弁護士から内容証明が来ました。
その落札者からの依頼で
30万円のコインを送れという内容の手紙です。
弁護士会の登録番号から調べたところ本物でした。
かなり理不尽なことなのですが
弁護士も仕事なので依頼されればそれを遂行します。
しかし
弁護士に言われたからといって
僕に30万円のコインを送る義務はありません。
その落札者は何度電話をかけても出ないので
僕はその弁護士に直接電話をして
5万円を弁護士さんに振り込むので
そのコインを送り返してほしいと依頼しました。
すると
数日後に落札者から
「今回の件はもう結構だ
二度とこんなことするなよガキ」
というメッセージが届きました。
年齢としては
60歳くらいの方だったと思います。
過去にもこういったクレームで
出品者から金品をせしめている様子でした。
こういったケースは本当にレアですが
実際にこういう輩は存在します。
少しの落ち度の漬け込んで
それ以上の要求をするんですね。
気の弱い方や知識のない方はそれに応じてしまいます。
僕もこのときはさすがに精神を削りました。
それでも僕は間違っていないという自信と
ちょっとした法律の知識があったので何とか事なきを得ました。
もしあなたも
理不尽な要求をされた場合は
毅然とした態度で対応してくださいね。
お客様は神様ではありませんので。