こんにちは
支配からの解放者
0→100輸入転売コンサルの伊藤です
あなたは
「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」
という言葉をご存知でしょうか?
じつはこれ「鰻職人」の
長い修行を表現した言葉なんです。
鰻屋さんに限らず和食系の職人さん達は
長くて厳しい辛い下積み経験を経てようやく
一人前の職人になることができます。
ところが少し前に
お笑いタレントでIT企業の役員でもある
厚切りジェイソンや起業家のホリエモンらが
寿司アカデミーやネットを駆使すれば
数ヶ月で旨い寿司のノウハウ学べるんだから長い修行は無駄。
というように
これまでの常識を真っ向から否定しました。
とても現代風で合理的な考え方ですね。
これに対してビートたけしや
銀座の老舗久兵衛の店主らがこう反論します。
一人前のすし職人になるためには
毎日市場で魚を見て触ってその目利き力をあげること
それにすしを握る以外にも必要なことがたくさんある。
これらを学ぶためには長い時間がかかる。
非常に古風で日本的ですが
こちらも理にかなった考え方だと思います。
ではいったい
どちらの考え方が的を得ていると思いますか?
確かに
旨い寿司をはやく握るのであれば
前者の言い分に軍配があがると思います。
しかしそれが本当に旨い寿司を握る
寿司職人への道なのでしょうか?
僕はそうは思いません。
うわべだけのノウハウだけをコピーし
それを真似るだけなら誰でもできます。
寿司職人にとって本当に大切なことは
長い修行と経験からでしか身に着けることのできない
「寿司職人としてのレベルの高さ」
なのでは無いでしょうか?
寿司職人としてのレベルの高さは
接客態度やお店の雰囲気づくりにもあらわれます。
雰囲気のある大将が握った寿司は
理屈を抜きにして旨かったり
何も言わずとも伝わるなにかがあります。
人間力が深さ
ともいえるのではないでしょうか。
こういった人間力の深さが
現代の合理主義社会では失われてしまいました。
(そこで誕生したの前述の合理主義者らです。)
何でもかんでも最短ルートを行くのではなく
遠回りしないと手に入らない貴重なお宝も
人生という壮大な旅にとっては
非常に大切なものだと思っています。
P.S
僕はかなり前からつまらないツールの利用や
グレーゾーンなどには警鐘を鳴らしています。
(アマゾンの無在庫とか・・・)
それでもいまだに
欠陥ばかりのツールやグレーゾーンに手を染めて
一時的にはお金を手に入れては
すぐに自滅してゆく方が後を絶ちません。
チートは発火材としては有効ですが
長くは続かないものです。
本当に長く続けるのでれば
正攻法・王道を地道に実践するだけと思います。